c-1)2次代謝産物生合成遺伝子を用いた薬用植物の分子育種


 具体的にはオウレンO-メチル化酵素遺伝子を用いたイソキノリンアルカロイド生合成の分子育種 (Proc. Natl. Acad. Sci. USA 98; 367, 2001参照 PubMed=11124522)を中心に研究を行っています。

 イソキノリンアルカロイドの分子育種では、sanguinarineなどのベンゾフェナンスリジンアルカロイドを生産するハナビシソウ細胞にオウレンのscoureline 9-O-methyltransferaseを導入することにより、その生合成系をベンジルイソキノリン型アルカロイドであるコロンバミンに変換することに成功しています。

 また、酵母遺伝子等を用いたシコニン生合成経路の分子育種等を行ないました(Plant Cell Reports, 18: 214-219,1998)。


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